ファミコンでは多くの名作・迷作ともに多くのソフトが発売され、【スーパーマリオシリーズ】を始め、【ドラクエシリーズ】【FFシリーズ】など、今も多くのユーザーを虜にする名作シリーズが多く登場しました。
ここでは、これらメジャーとなるシリーズ以外で、個人的に思ったあまり知られていないファミコンソフトの名作をピックアップしていきます。
目次
SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語
- メーカー バンダイ
- ジャンル RPG
当時巷で大流行した「カードダスゲーム ナイトガンダム物語」をテーマにしたRPGで、言ってみれば「ナイトガンダムをドラクエにしたような作品」です。
ゲームの構成はドラクエシリーズのように、移動・戦闘の2つの構成で主に作られており、ドラクエシリーズに似ているだけあり、ゲームとしてはかなり作り込まれた内容になっています。
キャラクターやアイテム、魔法などのネーミングなどはドラクエとは当然ながら異なりますが、この作品の大きな特徴のひとつであるのが、ゲーム内でカードバトルを楽しめることです。
町などにある「カードダスの自動販売機」でカードを購入し、それをもって町の住人などとカードバトルを楽しめる点は、他の作品にはない魅力と言えるでしょう。
マイナーだけど名作なポイント カードダスバトル

ゲームのシステムや内容自体はドラクエシリーズとほぼ変わりはないですが、テーマとも言えるカードダスバトルを現実のように任意で楽しめる点はこのゲームならではの特徴です。
武器やアイテム以外にカードをコレクションできる点は、この作品のやり込み要素を高くしているポイントとも言えます。
ウィザードリィ
- メーカー アスキー
- ジャンル RPG
コンピュータRPGの元祖ともいわれるRPGの先駆け的な作品です。
元々はPC用ゲームとして発売された作品でしたが、ファミコンに移植したことによって、このジャンルのゲームが一般化したとも言えます。
よりリアルにダンジョン検索を楽しめるように、3D視点のダンジョンを探索を採用したり、奥の深いキャラクター育成を楽しめるなど、昔ながらのコンピュータRPGを肌で感じることができます。
無機質っぽいグラフィックと、少し暗めのBGMがよりウィザードリィの世界観を引き出している点もポイントです。
マイナーだけど名作なポイント 昔ながらのコンピュータRPG

当時「世界3大RPG」と評された時点で既に名作と呼べる作品ですが、後のRPGの基礎になったと言う点が一番の名作ポイント言えます。
マップ探索、キャラクターの作成と成長、アイテム探しと言った、RPGの基本的な楽しみ方は、この作品が始まりであり、後に登場するRPGのほとんどが、この作品があったからこそ登場したと言っても過言ではないでしょう。
魍魎戦記MADARA
- メーカー コナミ
- ジャンル RPG
東洋の世界観をベースにした知る人ぞ知る名作RPGです。元々は「マル勝ファミコン」に掲載されていた漫画をテーマにしたRPGです。
キャラゲームとは思えないほどに良く作られたRPGであり、世界観の表現が特に素晴らしかったと記憶しています。
ゲームバランスや難易度の高さなどでは度々問題視される本作ですが、当時のファミコンスペックからでは考えられないハイクオリティなBGMやグラフィックなど、ゲームの性能自体は高い印象です。
マイナーだけど名作なポイント ゲームとしてよくできている

独特なシステム、難易度の高さなど、RPGライトユーザーには抵抗がある内容ですが、それでも前述にもあったゲームとしてのクオリティは高い部類です。
難易度が高いゆえにRPG好きの心を揺さぶるなど、問題点が指摘される割に評価するユーザーも多く、正に知る人ぞ知る名作RPGと言えます。
コナミワイワイワールド
- メーカー コナミ
- ジャンル アクション
コナミの人気キャラを集結されせたコナミのオールスターゲームであり、アクションとシューティングどちらの要素も楽しむことができます。
本作の主人公でありゲームオリジナルキャラの「コナミマン・コナミレディ」を使って、【がんばれゴエモン】の「ゴエモン」や、【悪魔城ドラキュラ】の「シモン」などを救出し、助けた仲間と共にゲーム攻略を目指します。
マイナーだけど名作なポイント 豊富な要素を楽しめる

この作品の楽しめるポイントはいくつもあり、例えばステージに応じてキャラクターを使い分けたりしステージ攻略を自由に楽しめたりします。
また、【ツインビー】や【グラディウス】などのシューティングステージを楽しめたりなど、コナミ作品の多くを1本のソフトで楽しむことができます。
川のぬし釣り
- メーカー パック・イン・ビデオ
- ジャンル RPG
大人気「釣りRPG」【川のぬし釣りシリーズ】の1作品目で、「釣りとRPGを融合させた異色のRPG」として当時も話題になりました。
移動中に野生動物と戦闘になるなど、RPG要素が色濃く取り入れられていて、釣り要素とRPG要素を融合させたことによって、唯一無二のゲームとして高く評価されました。
マイナーだけど名作ポイント サバゲーのパイオニア

釣った魚を売ってお金を貯めたり、釣り場によって釣れる魚が変わる、移動中の野生動物と戦闘になるなど、RPGとしてはもちろん、サバイバルゲームとしても楽しむことができます。
当時この手の複数要素を楽しめるソフトは少なかったため、名作と呼ぶにふさわしいソフトであると言えるでしょう。
迷宮組曲
- メーカー ハドソン
- ジャンル アクション
音楽をテーマにしたアクションゲームで、音楽をテーマにしているだけあり、作中でも「音楽」が重要なキーワードになっています。
ゲームはお城を舞台にしたシンプルなアクションゲームですが、城内をくまなく検索できる自由度は中々のもので、また難易度の高さからも非常に遊び応えのあるアクションゲームと言えます。
マイナーだけど名作なポイント 世界観とアクション性は男女共に楽しめる

メルヘンな世界観と可愛らしいキャラデザインから、当時男女問わず高い支持を得ていたアクションゲームです。
メルヘンチックな世界観とステージ構成が実にマッチし、城内の検索に加えて謎解き要素がある点も個人的には高く評価しており、今プレイしてみても思わず没頭してしまいそうです。
じゃりン子チエ ばくだん娘の幸せさがし
- メーカー コナミ
- ジャンル アドベンチャー
漫画【じゃりン子チエ】をテーマにしたアドベンチャーゲームです。当時このようなキャラゲーやタレントを使ったタレントゲーなどが多くクソゲー扱いされましたが、本作はそれらキャラゲーの中でも数少ない名作ソフトと言えます。
メッセージ表示タイプの昔ながらのアドベンチャーゲームで、ゲーム内でできることも多く自由度の高いゲームであると言えるでしょう。
マイナーだけど名作なポイント 楽しめるミニゲーム

自由度が高くやれることの多い本作ですが、その中でも多数のミニゲームが収録されている点はアドベンチャーゲーム好きにとってはこのゲームをプレイする大きなメリットと言えます。
ミニゲームによって難易度は異なりますが、「おいちょかぶ」や「パチスロ」などは実に遊び応えがあります。
さんまの名探偵
- メーカー ナムコ
- ジャンル アドベンチャー
当時の吉本の人気芸人を多く登場させたアドベンチャーゲームで、上記の【じゃりン子チエ】と同様にキャラやタレントを題材にしたゲームの割に完成度が高く、名作と呼ぶにふさわしいソフトと言えます。
プレイヤーは【明石家さんま】の助手になって難事件を解決するのがゲームの目的で、本格的なミステリーアドベンチャーを楽しめる内容になっています。
マイナーだけど名作なポイント 本格的なミステリーアドベンチャー

移動パートとアドベンチャーパートの2部で構成されているので、当時のアドベンチャーゲームの中ではプレイしやすい方だと言えます。
また作中に登場する吉本芸人の表現力や演出なども豊かなので、本格的なミステリーアドベンチャーでありながらも吉本ならではの演出が所々に施されているので、シリアス且つ楽しくプレイできます。
ミニゲームも多数収録されているので、非常に遊び応えがあるゲームと言えるでしょう。
ファミコン名作マイナー まとめ
ここまで、個人的に思ったあまり知られていないファミコンソフトの名作をピックアップしてきました。
振り返ってみると、「コナミって名作が多かったなぁ」というのが個人的な印象として残りました。
【ウィザードリィ】や【川のぬし釣り】など、現代ゲームのパイオニア的ソフトもファミコンでは多く発売されたので、懐かしむという意味でも未だにファミコンが支持されているのは納得できるところです。
現在でもファミコンゲームは本体がなくても遊ぶ方法いくつかあるので、「久しぶりにこんなゲームがやりたい」など興味があれば、バーチャルコンソールやSwitchオンラインなどを一度チェックしてみてください。
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