【レトロゲーム】新たなゲームジャンルを確立させた「弟切草」という作品【レトロゲーム おすすめ】【SFC】【サウンドノベル】

先日ネットニュースのヘッドラインに興味深い記事が上がっていた。

「SFC『弟切草』“アダルトな展開”にドキドキした記憶も蘇る「革新的ゲームジャンル」が誕生した日」といった記事だ。

筆者も当然ながら何度もプレイした作品ではあるが、当時のことを思い出し、いま振り返ってみると、これほど斬新でかつスリムなゲームであったことがインパクトに強い。

また、「サウンドノベル」という新たなゲームジャンルを生み出し、ゲームの幅や可能性を感じさせてくれたのもこの「弟切草」だ。

ここでは、名作と呼ばれる「弟切草」を振り返りながら、サウンドノベルゲームについて少し詳しくみていきたい。

1992年3月7日に発売された「弟切草」

出典:Amazon公式サイト 弟切草はその人気ゆえにPS用ソフトとしてもリメイク発売された。

弟切草は1992年3月7日、凡そ20年前に、チュンソフトからスーパーファミコン(SFC)用ソフトとして発売された。

その後、プレイステーションなどでもリメイク発売されたが、基本的なゲーム性や内容はオリジナル版であるSFC版とほぼ同じである。

ジャンルとしてはサウンドノベルゲームと謳ってはいるが、本質的にはアドベンチャーゲームであり、「ストーリーを読む」という行為がゲームのウェイトを大きく占めているため、「サウンドノベル」と呼ばれているのであろうと、筆者は個人的に解釈している。

ゲーム進行のほとんどがテキストとBGM

パッケージからして、本作がホラーゲームであることは何となく想像できるが、一般的なアクションやRPGをベースにしたホラーゲームとは根本的に中身が異なる。

このゲームの構成を簡単にいうと、「BGM」「背景画」「活字」この3つのみで成り立っているといえる。

つまり、アクションゲームのようにキャラを移動させたりジャンプさせたりや、RPGのようにコマンド入力をしたりレベル上げをしたり、などといった従来のゲームらしさは「弟切草」をはじめとしたサウンドノベルゲームには一切存在しない。

あえてゲームらしさにこだわるとすれば、ストーリーのポイントごとにあるにあるテキストの選択くらいで、この「テキスト選択」が唯一のゲームらしさといえるだろう。

つまり、ゲームの大半がBGMと背景画で、ゲームの進行は活字を読んで進めるといった形式になる。

「読むゲーム」といえばイメージしやすいが、客観的に見てみるとこれほどまでにシンプルなゲームはないといえる。

だがしかし、それでもゲームとして成り立っているところが、「弟切草」が名作と呼ばれる理由でもあり、ひとたびこの世界に踏み入れると、ストーリーを演出する背景画やBGM、そして何よりもなんとも言い難い活字の迫力が、ゲームに臨場感を与え、プレイヤーもとい読者を弟切草の世界に引き込んでしまう。

弟切草移行も多くのサウンドノベルゲームが発売されたが、どの作品もやはり弟切草と同様に、背景画やBGM、活字の迫力によって世界観を最大限に表現している印象だ。

マルチエンドを一般化させた

一本道のストーリーが一般的でだったが、弟切草の登場によってゲームに新たな可能性が生まれた。

今の時代となっては、「フリーシナリオ」「マルチエンド」などが一般的でまた定着もしているが、弟切草が人気だった当時のゲームといえば、ジャンルに限らず「1本道のシナリオ」が一般的だった。

スクウェアの「ロマンシング・サガ」の発売によって、プレイヤー次第で内容が変わる「フリー要素」が世に出始めたが、それでもまだまだ「1本道のシナリオ」がゲームのストーリーにおいてはマストだったといえる。

だが、弟切草をはじめとするサウンドノベルの登場によって、任意でストーリーが選べる、選択次第でストーリーの展開が変わるという要素に、多くのプレイヤーが魅了されたのは間違いないといえる。

サウンドノベルも時代と共に下火に

一世を風靡したサウンドノベルゲームであったが、時代が進むにつれ徐々に下火傾向になっていく。

要因としては、他のジャンルのゲームにおいても、マルチエンディングやフリーシナリオといった自由度の高いゲーム性が一般化したことで、自由度の高さを楽しむ上でサウンドノベル以外をユーザーが選択できるようになったこと、また、サウンドノベル自体がマンネリ化したことが要因として考えられる。

サウンドノベルはその性質ゆえに、タイトルやシナリオは違えど、ゲームそのものは基本的にどれも同じだ。

そのため、新しいタイトルを発売しても、ゲームの内容自体は毎回同じになってしまうので、目新しさはない。

現にコンシューマーにおいては、2012年4月12日にPC用ゲームとして発売された「魔法使いの夜」以降、サウンドノベルゲームとしてのタイトルは発売されていない。

下火傾向となり、ゲームの進化によってサウンドノベルゲームは過去のモノとなってしまったが、「ゲームに高い自由度」「プレイヤーの没入感」これらの要素をゲームに与えた功績は、まず間違いないといえるだろう。

あわせて読みたい 【PS4 おすすめ】探索から育成までやり込み要素満点!自由度が高いPS4のおすすめソフト厳選!

まとめ

ゲームの進化は日進月歩であり、現在ではさまざまなジャンル、さまざまな媒体から多くのゲームが発売され、また進化は止まることを知らない。

だが、現在発売されている多くの素晴らしいゲームは、ここで紹介した弟切草のようなサウンドノベルだけではなく、多くのタイトルやジャンルによって、現在のゲームがあることは間違いなく、また今後も多くの名作が生まれ、またそこから新たなジャンルやゲーム性が登場することを大いに期待して注目していこう。

おすすめ記事

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です